2022.01.06
あけましておめでとうございます。院長の澤です。
お正月休みも終わり、 すでに学校やお仕事といった 日常生活に戻りはじめた方も多いかと思いますが たくさん休んで、たくさん食べ、 元気になった体で この一年を健康に過ごしましょう!
さて、そんなお正月といえば、 皆さんのご家庭で「おせち料理」はご用意されましたか?
おせち料理に使われる食材には、 それぞれに「おめでたい意味」や、 「縁起をかついだ長寿の願い」などが込められており、 昔から多くの人々が 健康に長生きできるように願っていた というのがよくわかりますね。
ところで、 そんな「身体の寿命」とは別に、 「歯」には「歯の寿命」がある というのはご存じでしょうか。
実は、私たち人間は 80歳を迎えるまでに たくさんの歯を失ってしまうため、 生涯自分の歯だけで食事を楽しめる人は ごくわずかなのです。
そこで今回は、 そんな「歯の寿命」と、 それを延ばすための方法について ご紹介させていただきます。
◆歯を○○歳まで長生きさせよう!
歯の寿命は人間の寿命よりも短く、 皆さんの年齢や健康状態に関わらず 歯が抜け始めてしまう可能性はゼロではありません。
しかも、歯の本数が減ってしまうと、 日々の食生活はもちろん、 コミュニケーションや 運動能力にも影響が及ぶなど、 身体にも様々な悪影響があらわれはじめます。
つまり、 歯の有無は全身の健康に関係するため、
皆さんの健康・寿命と 歯の健康・寿命は 異なるようで密接な繋がりがある ということなのです。
このことから、 厚生労働省と日本歯科医師会は とある目標を提唱しています。
ずばり、その目標とは 80歳まで20本の歯を残すこと =8020(ハチマルニイマル)運動です!
◆「歯」が減れば「食べられるもの」も減る
私たちは日頃、 お肉やお餅のように歯ごたえのあるものや、 おせんべいのような硬いものなど、
実に様々な食べ物を口にします。
しかし、歯の本数が減ってしまうと それらをうまく噛み砕けなくなってしまうため、 食べものが喉に詰まる原因になることも。
そう、これまで 「おいしく食べられた料理」が一転して、 「命を脅かす危険な食べもの」に 変わってしまうのです。
◆豊かな人生は健康なお口から
日本人の平均寿命は 男女ともに80歳を超えるようになり、 これからも延び続けることが予想されています。
しかし、せっかく寿命が延びても、 その時間を豊かに過ごせなくては もったいないと思いませんか?
つまり、身体だけではなく 歯をより多く残し、 お口の健康を保つことが 重要になってきます。
それには歯の喪失の原因… 「むし歯」や「歯周病」などの 予防・早期発見・早期治療が 必要不可欠です。
特に歯周病は、 別名「沈黙の病」と呼ばれるほど、 自覚症状の乏しい病気。
気づいた頃には重症化していることも 少なくありません。
そのためにも定期検診は欠かさずに、 何か気になることがあれば すぐに相談するようにしましょう。
皆さまの歯と健康を守るために、 常に最善の診療を心がけて参りますので
2022年もどうぞよろしくお願いいたします!
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